Steering feels a little heavy
3rdプレリュードのパワステは元々低速域でとても軽いはずです。
でも私のプレリュードはお世辞にも軽いとは言えない状態です。
パワステのアシストはあるのですが、足りない感じです。
経年劣化といっても悪いところはあるはずです。
購入直後に重整備をお願いした際、この状況を説明してギアボックスのオーバーホールをしています。
パワステポンプはいじってませんが、現状オイル漏れはしていません。
スピードセンサーが悪さをしているかもしれないと思い、以前に分解清掃しましたが特に変化はありませんでした。
次はVSSでも交換してみようかと思っていました。
ふと思ったのですが、もしかしたらパワステフルードのエア抜きが完全じゃないかもしれない?
サービスマニュアルには「ハンドルを左右いっぱいにゆっくりと3-4回まわし、エア抜きを行う」と書いてあります。
なので業者の方は3-4回まわして完了としているかもしれません。いやそれが普通なんだと思います。
でも3-4回で抜けるのか?抜けきってないかもしれない?と思った訳です。
さっそく確認することにしました。
事前にフロントにリジットラックを掛けて前輪を上げておきます。
パワステフルードの量はアッパーレベルとロアーレベルのちょうど中間です。
冷機時なのでOKです。
汚れ具合を確認します。
キャップを外して覗き込んでみますが、よくわかりません。
スポイトで吸い上げて色を確認します。
全く劣化しておらず、とてもきれいです。
指定パワーステアリングフルードはホンダ純正パワーステアリングフルード[08281-99950](H-PSF)です。
現在販売中のホンダPSF-II [08284-99904]は透明な飴色(金色)ですが、H-PSFは赤色とのことです。
エンジンを掛ける前にゆっくりと左右に数回切ってパワステフルードの動きを見てみました。(下の動画)
液面が上下するだけで特に何も起きません。
次にエンジンを数秒だけ掛けてみて液面の様子を見ました。(下の動画)
ところがエンジンを掛けた瞬間、気泡が出てくるではないですか。
エンジンを掛けた状態でゆっくり左右に何十回もまわしました。
その後はあまり気泡は出なかったけれど、しばらくまわして下の写真のように液面が落ち着きました。
夜になってから試乗してきました。
なんと、明らかにステアリングのフィーリングが変わっていました。
低速域が軽めになり、改善が体感できました。
かなり嬉しいです。
いままで色々試行錯誤してきましたが、効果が確認できたのは初めてだと思います。
初めてプラスの効果が出せました。