プレリュード メンテナンス

スピードセンサーのメンテナンス

Speed sensor maintenance

スーパーピカピカレイン


1. スピードセンサーの位置確認

エアクリーナーケースを外してクリーニングをした際に、スピードセンサーがこの近くにあったことを思い出しました。
ついでにメンテナンスをしたくなったのでまずは場所を確認しました。

スピードセンサーの場所はミッションの真上ですが、ホース類が多くなかなか見えてきません。
エアクリーナーケースの固定ネジ3本よりエンジン寄りのところに太いホースが通っていて、その下にチラッと見えます。

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下の写真は上の写真より少し離れてエンジン寄りの部分を撮影したものです。
位置はほとんど変わりません。
ステイが3本のネジで止まっていますが、ステイの形状はやや縦に長く、上の方でMTのシフトケーブルとセレクトケーブルが固定されています。
スピードセンサーを固定している2本のネジはこのステイの向こう側にあります。
きっとAT車ならこの角度からしっかり見えるのだと思います。

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なるべく接近して撮影しました。
なぜこんなに汚れているのでしょうか。ベタベタです。
スピードセンサーが半分くらい見えます。
手前はステイ、向こう側は太いホースで挟まれていて隙間が無いです。
高さ方向の位置ですが、エンジンの上っ面から30cmくらい下になります。
片手は入りますが、工具を取り回すほどの空間はありません。

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2. スピードセンサーの部品番号

後期型からケーブルレスの電気式スピードメーターに変更になったので、この形のスピードセンサーは後期型のみです。
以下にスピードセンサーの部品番号をまとめました。(型式に誤記がありましたので訂正しました)

パワーステアリング車速センサーの部品番号もまとめておきます。

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3. サービスマニュアル(抜粋)

結構、あっさりとした説明です。
順序としては確かにそうなのですが、できればもっとテクニック的なアドバイスが欲しいです。

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4. スピードセンサーの取り外し

まずステイを固定している3本ネジを外してシフトケーブルとセレクトケーブルをずらします。
ステイの向こう側に平らな形状のスピードセンサーが見えます。
写真には写ってないですが、スピードセンサーは2本のネジで止まっています。

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400mmくらいのT字レンチがあれば良かったのですが、無いので持っている工具でなんとかしました。
手前のネジは脇から(下の写真の正面から)、ロングの薄肉ソケットのみを六角ボルトの頭に差し込み、後からラチェットレンチを隙間から差し込んでソケットに嵌め、少しだけ緩めます。
緩んだらラチェットレンチを外してソケットのみにして指先で少しずつ回して外しました。
向こう側のネジは太いホースをずらしながら六角ボルトの頭を探し、上から薄肉のロングのソケットを差し込みます。
手前のネジと同様にラチェットレンチを横の隙間から差し込んでロングソケットに嵌めて少しだけ緩めます。
緩んだらラチェットレンチを外してロングソケットのみにして指先で少しずつ回して外しました。
下の写真はちょっとピンボケなんですが、写真中央にロングソケットの頭が見えます。
太いホースの隙間に押し込んだ感じが分かると思います。
薄肉のソケットでないとボルトの頭に嵌らなかったです。

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ネジを2本外したあとは配線コネクタを抜けば取り外せます。
下の写真はスピードセンサーが外れた後です。
丸い穴が2ヶ所見えますが、固定ネジの穴は奥の方です。

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本来なら冷却水を抜いて太いホースを外し、MTのシフトケーブルとセレクトケーブルも外した上で作業をすれば良いのでしょうけどなかなかそこまではやれなかったです。


5. スピードセンサーの分解・クリーニング

ようやく取り外したスピードセンサーです。
汚れていて真っ黒です。
あやうく中心の穴に刺さっていたジョイントシャフトを失くすところでした。

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分解しました。
ジョイントシャフトが刺さるところにはスプリングが入っていました。
どこかに飛ばしてしまいそうで怖いです。
周囲はパッキンが入っています。
穴の周囲には黒いべっとりとしたものが付着していました。

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グリースなのか何かの汚れなのか分かりませんが、きれいに拭き取ってしまいました。
シリコングリスでも塗っておこうかとも思いましたが、やめてフッソスプレーだけ塗布しました。

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外周はあまりきれいになりませんでした。
まあ機能的には問題ないですのでこれで取り付けることにしました。

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戻した時の写真は特にとらなかったのですが、外す時より戻す方が大変でした。
ボルトを差し込んだまま取り付けようとしましたが、うまくいきませんでした。
ミッションに刺さっているスピードセンサーの下の部分(パワーステアリング車速センサー)の穴の方にジョイントシャフトを刺しておき、上からスピードセンサーを載せようと思ったのですが、ジョイントシャフトが刺さっている穴にうまく嵌りません。
ボルトを外した状態でジョイントシャフトの位置をうまく合わせながらパワステ車速センサーの上に載せます。
上から取り付けボルトの穴を覗き、メネジとセンサーのバカ穴の位置を合わせてボルトをねじ込みました。
位置を合わせたつもりでも太いホースに押されるのですぐに位置がずれてしまいます。
時間を掛けてなんとか取り付け直しました。


6. 動作確認(運転)

メーターは動くので取り付けミスはないと思います。
変化を期待したのですが、残念ながらメンテナンス前後で特に違いは感じられませんでした。
黒いグリースの様なものを取り去った影響が出なければ良いのですが、今のところは問題無いようです。 (完)


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たつきち

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