うちの除雪機
私の冬の相棒(除雪機)はホンダのHSS760nです。
除雪機までホンダなんですよね。
ホンダの小型除雪機のラインナップの中では下から3番目の比較的小さいタイプです。
下記はホンダのカタログから抜粋させてもらいました。
自宅はどちらかといえば海に近い平野部で幹線道路沿いにあります。
どかどか降って積もった雪を空き地に投げ飛ばすというよりは、除雪車が車道を除雪する際に運んで来てしまった雪を取り除く場合が多いです。
朝の出勤時間頃のタイミングで雪を置いていかれると車が出られなくなってしまいます。
そうならないように夜のうちになるべく周囲の雪を移動しておきます。
我が愛機の購入時期は忘れてしまいましたがおそらく7,8年くらいは経っていると思います。
どうも近年は除雪能力が落ちてきたような気がしていました。
シーズンオフになるとガソリンは抜いていますが、これまで大したメンテナンスをしてこなかったのが悪いのですが....。
天気予報は来週から大雪予報になっているのでその前にザッと点検しました。
オイルの確認
エンジンオイルを今まで確認したことがなかったんです。
かなりやばいなあと思いながらキャップを開けてみました。
真っ黒ドロドロを覚悟して開けたら肩透かしでした。
まだ透明感があるではないですか。
さらに量も問題無し。
本当に大丈夫なのかなと思いつつ、今回はスルーすることにしました。
訂正です。
上記はエンジンオイルでは無く、HST(変速機)オイルでした。
エンジンオイルは別途点検しなければなりませんでした。
オーガの確認・潰れ補修
回転して雪に切り込んでいく歯の部分をオーガといいます。
写真の通りかなり錆びています。
先端部を指で触れてみるとずいぶん潰れていました。
これではサクッと雪に切り込んでいきませんよね。
まずは潰れた部分をベルトンで削り、鋭利な状態にします。
削る部分がかなり多いのでずいぶん時間が掛かってしまいました。
一応指で触れてみて、丸まっていないことを確認しました。
オーガの塗装
削った部分はすぐに錆びてしまうので、錆びる前に専用塗料で塗装します。
使ったのは神戸合成という会社の除雪機用補修塗料 黒 KGS1002 というスプレー塗料です。 赤も売ってます。
除雪時の雪離れが良いようにこの塗料にはシリコン成分が含まれているようです。
【追記】この塗料、2,000円くらいしたのでちょっと購入に躊躇したのですが、これを選んで正解でした。 このあと除雪をしましたが、オーガに雪が付着せずに快適な除雪ができました。 やっぱり専用品は違いますね。 普通の黒ペイントを買わなくて良かったです。
あまり気にしなくても良かったのですが、でも赤い部分に黒い塗料が付着するのはカッコ悪いので、軽く新聞紙でマスキングして塗装しました。
シャーボルトの点検
シャーボルト&ナットが緩んでいたので増し締めしました。
このシャーボルトは動力をオーガに伝える結合ボルトです。
無理な力が掛かった際にシャーボルトを破損させることで駆動部に負担が行かないようにしている大事なボルトです。
安価だからと言って決して普通の六角ボルトで代用しないように注意が必要です。
シーズン中に何回も折れるので、予備を購入しておきました。
その他
セルモーターは動作問題無し。
ヘッドライトの点灯もOK。
最後に雪が付着しやすい内側や雪が飛び出すシューターの部分にシリコンスプレーをたっぷり塗布しました。
雪が降って効果を確認するのが楽しみです。