Coolant replacement #2 (Removing the thermostat, etc.)
1. 前回の記事
前回は冷却水の排出までやりました。
冷却水の交換 #1 (準備•冷却水排出など)
Coolant replacement #1 (Preparation, coolant discharge, etc.) 1. 前回の記事 「しばらく考えます」と言った前回の記事のあと、リザーブタン ...
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2. 構造の確認(サービスマニュアルより)
サービスマニュアルの抜粋です。
今回はOリングが入手出来なかったので、サーモスタットケースの取外しはやりませんでした。
トルクレンチが欲しいです。
3. サーモスタットの取り外し
サーモスタットを外すと冷却水が排出されるので垂れ流してもいいですが、一応いらないタオルを敷きます。
サーモスタットカバーの最上部に取り付けてある油圧ホースの固定ブラケット(M10ボルト1本)を外しておきます。
アッパーホースも外しましたが、冷却水はごく少量出てきただけです。
サーモスタットカバーの固定ボルト(M10ボルト2本)は事前にラスペネを吹いておきました。
サーモスタットカバーはアルミ鋳物なので、スチール製ブラケットと同じように扱うと割れなど破損の恐れがあります。
設計上、漏れは許容されなくても鋳巣はほぼ存在しますので、ボルトの締め•緩めや落下などには細心の注意を払います。
サーモスタットカバーが無事外れました。
サーモスタットの交換履歴は不明ですが、外観は故障らしき個所は見当たりません。
サーモスタットは引っ張れば簡単に外れます。
予想していたほど冷却水は出てきませんでした。(何故?)
サーモスタットケースのマウントラバーとの接触面が汚れていたので、スコッチブライトで軽く磨きました。
スコッチブライトはいろんなところで使うので買い置きがたくさんあります。
水温が小刻みに変化する訳ないし、メーターの故障だろうと高を括っていました。
小刻みの変動は一度きりですが、その後頻繁に水温計の針がHを振り切るようになりました。
でもメーターの故障だろうと思っていたので何も対策をしてこなかった訳です。
なぜかここ最近は針が振り切る現象は起きなくなっていました。
リザーブタンクの水位も増えたことを確認したので実は正常なんじゃないのかと思い始めた矢先、また水温計が振り切ったのを見てしまいました。
メーターの故障じゃないと仮定するとどこが悪い? メーターに水温信号を送っているサーモユニット?
4. サーモスタットの新旧比較
左が取り外したもので、右が多摩興業製の新品です。
特に傷んでいる感じもありません。
見た目はそっくりなので、もしかしたら取り外したものも多摩興業なのかもしれません。
5. サーモスタットカバーをクリーニング
取り外した状態のサーモスタットカバーです。
サービスマニュアルには液体ガスケット使用の記載はありませんが、使用していたようです。
一度きれいな状態に戻します。
ガスケット面やアッパーホースの取り付け面を丁寧に磨きます。
ガスケット面の黒ずみが気になるので油砥石で磨いてみました。
ガスケット面の腐食が目立ちます。(これってすきま腐食?)
取り付けの際には念の為、液体ガスケットを併用することにします。
ホルツのMH218を持っているのでそれを使うことにします。
6. サーモスタットカバーの塗装
これはやらなくていいことです。
鋳肌面が汚いのでつい塗装してしまいました。
色なんて選んでません。
近くにあった「ミッチャクロン」&「メッキ感覚シルバー」です。
業者には頼めませんが、自分でやってるとこういう自由度がイイのです。(クリップも塗ればよかった...)
次回、センサー類の交換に続きます。