Coolant replacement #1 (Preparation, coolant discharge, etc.)
1. 前回の記事
「しばらく考えます」と言った前回の記事のあと、リザーブタンクの水位が増えたことがありました。
これまでは運転しても増えることがなかったので、増えたことで実は正常状態なんだろうかとの思いもあり、なおさら状況が分からなくなりました。
下は前回の記事です。
冷却水(クーラント液)が空っぽ?
Coolant is very low. 2月の記事で冷却水が激減していたことがありました。 Twitter上で貴重なコメントをいただき、春になったらちゃんと確認することにしていたはずがズルズルともう ...
続きを見る
2. 水温計の動作異常
実は水温計も時々おかしな動作をします。
時期は忘れましたが、水温計が小刻みに上下したことがありました。
水温が小刻みに変化する訳ないし、メーターの故障だろうと高を括っていました。
小刻みの変動は一度きりですが、その後頻繁に水温計の針がHを振り切るようになりました。
でもメーターの故障だろうと思っていたので何も対策をしてこなかった訳です。
なぜかここ最近は針が振り切る現象は起きなくなっていました。
リザーブタンクの水位も増えたことを確認したので実は正常なんじゃないのかと思い始めた矢先、また水温計が振り切ったのを見てしまいました。
メーターの故障じゃないと仮定するとどこが悪い? メーターに水温信号を送っているサーモユニット?
3. クーリングファンが動かない
以前はしばらく暖気運転をしていればファンが作動していたように思います。
エアコンを作動させればクーリングファンもコンデンサーファンも一緒に回り始めるので、モーターやファン自体は故障していないと思います。
先日、長い時間(30分くらい?)暖気した時にエアコンOFF状態でファンが作動したのを見たことがあるんですが、動くタイミングはこれで正しいのだろうか?
タイミングがおかしいとしたら悪いのはどこ? ラジエーター下のサーモセンサー?
4. 試してみること(交換部品など)
疑わしいところは全て部品交換してみようと思います。
どちらにしても冷却水は抜くことになるので予防整備も兼ねて交換できるものは交換することにします。
今回の交換部品です。
No. | 部品名 | 純正品番 | メーカー | 単価(税込) |
---|---|---|---|---|
1 | サーモスタット | 19300-PB2-023 | 多摩興業 WW52-82 | 1,781 円 |
2 | サーモスタット ガスケット | 19305-PC6-000 | 多摩興業 P506 | - |
3 | サーモユニット | 37750-PH2-014 | 純正 | 3,399 円 |
4 | 水温センサー | 37870-PK2-015 | 純正 | 4,389 円 |
5 | ブリージングボルト | 19516-PC1-000 | 純正 | 460 円 |
6 | サーモセンサー | 37773-PH1-621 | uxcell | 1,778 円 |
7 | サーモセンサー Oリング | 91307-611-000 | 純正 | 131 円 |
8 | クーリングファン リレー | 39794-SL0-J01 | 純正 | 1,639 円 |
ほとんどが純正部品を入手できたのは幸いですが、サーモセンサーが純正部品が入手できずちょっと心配です。
そのほか、フロントバンパーを外して冷却水のリザーブタンクと配管を確認しようと思います。
5. ジャッキスタンドを準備
冷却水を抜く時の作業性を考え、今回ジャッキスタンドを購入しました。
自分の場合、敷地が狭いのと床がやや傾斜しているのでジャッキスタンドは今まで使用していませんでした。
そもそも油圧ジャッキが小型のものしか持っていないのでジャッキスタンドを使っても下に潜れるほど高くはあげられません。
フロントバンパーも外す予定なので少しでも車体を上に持ち上げた方がいいだろうと思い、購入しました。
ほんの数センチしか上がりませんが、それでもあげた方がずっと作業しやすいですね。
6. エンジンルームの準備
作業しやすいように邪魔になりそうなものは取り外しておきます。
サーモスタットを交換するのでエアインテークの配管は外しておきます。
リザーバタンクの配管もチェックしたいのでバッテリーを下ろします。
フロントバンパーも外しました。
まずウィンカーを外しますが、フォグは外しません。
フォグは青い配線コネクターだけ外します。(私は一番最後に外しました)
バンパーは正面のM12が左右2本ずつ、フェンダーアーチ脇のビスが各2本、タイヤハウス内のロアスカートを止めているボルトが各1本。
これらのボルト&ビスを外すとバンパーが外れました。
正面のM12はウィンカーレンズを外した穴から長めのソケットを突っ込んで外しました。
私のプレリュードはサービスマニュアルに出ているロアスカートを止めている真下の2本は紛失していてありませんでした。
正面に横たわる白いリレーの配線はおそらく以前のオーナーが使用していたものですが、ハイワッテージバルブを使用していた頃の名残ですね。
ずっと外したいと思っていたのでこれを機に外します。
7. 冷却水の排出
ラジエーターの下を覗き込むとドレンコックやサーモセンサーが見えます。
下に排水受けの容器を置き、ドレンコックをひねって冷却水を排出します。
ラジエーターの上についているフィラーキャップを外せば排出の勢いが増します。
ラジエーター内の排出だけですが、10分掛からないくらいでした。
排出された容器の容積計算で5Lくらい排出されました。
この先の作業は翌日に持ち越しです。(サーモスタットの交換から始める予定)