自宅のNational製(現Panasonic)洗面台のシャワーホースに漏れが発生したので交換しました。
私のような素人でも簡単に交換出来ましたので参考にして頂ければ幸いです。
経緯
この洗面台は2008年に自宅新築時に設置したものなので今年で14年目に入りました。
結構綺麗に使っていると思っていましたが、先日洗面台の脇に水たまりが出来ているのを見つけました。
どうやら内部の水受けタンクが水で一杯になり、溢れて流れ出たようです。
問題はどうして水受けタンクが一杯になったのか? です。
レバーハンドルを持ち上げて水を出すとシャワーから吹き出すのと同時に赤い矢印方向にも水が吹き出しました。
赤い矢印の先は水受けタンクに繋がっているのでタンクにどんどん水が貯まる訳です。
ちょっと見づらいですが、右の写真でホースの付け根が錆びているのが見えます。
このあたりから何らかの理由で漏れが発生しているようです。
分解できる場所ではなさそうなのでシャワーホースを交換することにしました。
部品番号の確認
残念ながら取扱説明書には各部品の部品番号までは掲載されていないことが多いです。
洗面台の引き出しを開けた内側あたりを覗くと品番の表示が見つかると思います。
我が家のはNational製です。 現在のパナソニック(Panasonic)ですね。
品番はGQU75RSSCWになっていますので、そのままWeb検索するとPanasonicのリンクに繋がります。
うちのみたいに10年以上前のものでもちゃんと探せるんですね。
様々な型番が延々と続いてますが、検索キーワードで探せばすぐにヒットします。
リンクに飛ぶとうちのと同じ写真がでてきました。
型番はCQ01SJZであることがわかりました。
次に赤丸のところをクリックするとようやく各部品図へとたどり着きました。
シャワーホースのところをクリックすれば詳細情報へ飛びます。 型番はCQ853B03K1です。
シャワーホースの購入先リンクです。
早いですね、すぐに到着しました。 ちなみに購入金額は7,600円でした。
交換作業
さっそく交換していきたいと思います。
まずは収納引き出しを取り外し、内部にアクセスできるようにします。
次に止水栓を閉めます。(右に回せば閉じます)
右が冷水、左が温水です。 それぞれ水栓本体の銅管部に水色のシールと赤色のシールが貼ってあるので一目瞭然です。
水栓金具の種類によってはマイナスドライバーで回すタイプの場合もありますが、同じく右に回せば閉まります。
止水栓を閉じても配管に水が残っていますので、周囲に水がこぼれます。
周囲、特に下には洗面器や雑巾を置いて養生して下さい。
次に水受けタンクを取り外します。
ねじ2ヶ所で引っ掛けてあるだけなので、上に持ち上げれば外れます。(下の中央の写真、赤丸部)
水受けタンクの下部に水抜きの透明ホースが付いています。
ホースバンドで止めてありますが、水が滲んでいます。
ホースの口がのびて広がっているようなので、ホースを上下入れ替えました。
水受けタンクがかなり汚れていたのでクリーニングしました。
ホースがはめづらいのでシリコングリスを塗ってから接続し、新しいホースバンドで固定しました。
次に、シャワーホースのカバーを取り外します。
ねじ込まれているだけなので、上の方に手を入れて左にねじって数回回せば外れます。
これもずいぶん汚れていたので、クリーニングしました。
なお、シャワーホースの途中にストッパーが付いているものと思いましたが、うちのには付いていませんでした。(構造上、必要性も感じませんでした)
次に銅管からワンタッチジョイントを外します。
赤い部分を下げた状態で引っ張れば抜けます。 銅管内に溜まっていた水が漏れますので雑巾を巻いたり下を養生しておいた方がいいです。
ワンタッチジョイントはシャワーホースにねじ込まれているだけなので、回せば外れます。
このワンタッチジョイントは特に損傷していなかったので再利用しました。
これでようやくシャワーホースを抜き取れます。
今回シャワーヘッドは再利用するので、抜き取ったシャワーホースから外します。
Oリングが入っているので少々硬いですが、捻じれば外れます。
シャワーヘッドに新しいシャワーホースをねじ込んだらいよいよ取り付けです。
シャワーホースを差し込んでいきます。
上から垂れ下がってきたシャワーホースに蛇腹のシャワーホースのカバーを通します。
シャワーホースの先に赤いワンタッチジョイントをねじ込みます。
ねじ込んだら上の銅管(水栓本体)に接続し直します。
蛇腹のシャワーホースのカバーも元の状態にねじ込み直します。
シャワーホースを水受けタンクに戻しつつ、ネジのフックに引っ掛けます。
フックのネジが緩んでいたので少し増し締めしました。
最後に両方の止水栓を開きます。
仕上がりチェック
恐る恐るレバーハンドルを持ち上げて水を出しつつ、交換したシャワーホースに漏れが無いことを確認します。
収納引き出しを戻したり周りを片付けて作業完了です。
今回かかった費用はシャワーホースの7,600円のみでした。