Disassemble and clean the driver's seat belt buckle.
運転席のシートベルトをバックルに嵌めても頻繁に抜けるようになりました。これではシートベルトの意味がありません。
シートベルトの関連部品はおそらく分解してはいけない部品だと思いますが、抜けてしまっては身を守れません。メーカーが部品供給をしてくれない以上、自己責任で直すしかありません。一度分解して状況把握をしたいと思います。
本記事は決して分解を推奨するものではありません。
分解が禁止されている場合もあります。
ご注意願います。
ずいぶん汚れてます。せめて分解してPRESSの文字の溝の汚れを取り除きたいす。タングプレートを差し込むグレーの部分は汚れじゃなくて、傷か材質劣化のように見えます。
どちらにしても分解をしないと手入れができません。裏面を見ると2本の特殊ネジが使用されています。
このねじの規格はよくわかりません。LHネジ(DTC-27)が近い気がしますが不明です。
アマゾンで買った工具(G4.5と刻印されている)を使用すると簡単にネジを外すことができました。この精密ドライバーセットは安いのになかなかの優れもので、私の分解整備道楽を助けてくれます。買って良かった道具の一つです。
こんな感じでカバーを外します。
裏面にAuto friendと記載されているのでアシモリ製です。
内部は思っていたほど汚れてはいないし、ホコリも入っていなかったです。
次の金属部分を外すのが大変でした。結果は引っ張るだけでよかったのですが、もし壊してしまったら代わりがないというプレッシャーが作業を慎重にさせます。
中央のネジ穴の下2ヶ所に爪で嵌っているのですが、少し硬いのでややねじりながら片側ずつ外しました。(下の写真の白丸部分)
シリコンスプレーを吹いて金属部分の片側を少し浮かせる(引っ張る)とようやく外れました。とても緊張しました。
金属部分は裏も表も破損部分があるようには見えません。使用中にテンションレリファが効くので、マイクロスイッチは機能していると思います。
ようやく赤い樹脂部分が外れました。
メラミンスポンジで磨いただけですが、結構きれいになりました。赤い色が劣化でぼやけているので本当は塗装したかったのですが、摺動部なのでやめておきました。
内部はシリコンスプレーなどでメンテするだけにしました。これ以上分解して、もし問題ないところまで壊したら元も子もないのでやめておきます。
マイクロスイッチの上についている細いレバーの折れ曲がっている根元の部分が白く変色しているのが気になります。元々なのか、寿命が近いのか....。気休めですが、樹脂用のグリースを塗っておきました。
再度フタを閉め、特殊ネジで止めて復旧しました。
車体に装着して動作を確認しましたが、とても良好です。カチッと嵌りますし、引っ張っても外れません。
クリーニングだけで特に修理らしい修理はしてないのですが、結果オーライです。
シートベルトの関連部品は新品の部品供給をお願いしたいです。多車種共通の統合部品でも構いませんし、少々色が違っても贅沢は言いません。安全上必要な最低限の部品は交換か修理の道を用意しておいて欲しいです。 なにとぞ。
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(このページを参考にされる場合は、自己責任においてお願いします。事故や故障などが起きても、当方では一切責任を負いかねます。)