Measures against damage to the molding of the rear glass
リアガラスをぐるっと囲んでいるモールですが、折れたり割れたりしています。
ちょっと写真では見づらいですが、右下のコーナーR部はクリップの損傷のために嵌らずに浮いた状態です。
コーナー部のモールも金属部とその下の樹脂部がフィットぜず、ピタッと嵌りません。
もちろんモールもクリップも純正部品は全て入手できません。
下の写真の緑の樹脂クリップ(90694-SF1-003)だけでも入手できれば現状維持できるのですが....。
見た目が痛々しいのでずっと対策を考えていました。
モール部は防水している訳ではないし、雨水が伝ってトランクリッドの脇を通って排出される通り道です。
取り付けはガラス部分に両面テープで貼り付けることになってしまいますが、汎用品がないものかと探しました。
試したのはドアモールのZ形です。
素材はEPDMでスポンジのような感じです。
こういうのは買ってみて試してみないと使えるかどうかわからないものです。
既存の純正モールは恐らくステンレス製です。
折れないように引っ張れば外れます。
トランクとの境界になるロアーモールはねじ7本で止まっています。
さっそくEPDM製のZ形モールを貼り付けてみました。
問題はコーナー部の処理ですが、後回しにして先に全周を貼り付けてしまいます。
ロアーモールが留まっていたネジ穴はアルミテープで塞ぎました。
Z形モールの幅が23mmくらいなので、トランクとの隙間が目立ちます。
とりあえず一周ぐるりと貼り付けました。
コーナー部は下の写真のように切れ目を入れてゴム用接着剤で繋ぎました。(右側矢印)
うまくいったと思います。
このコーナー部の外周は浮いてきそうなので、ボディとの合わせ目にもゴム用接着剤を塗って接着しました。
始点と終点の処理も同様にゴム用接着剤で繋ぎました。(左側矢印)
ここもきれいに処理できたと思います。
このゴム用接着剤、以前サンルーフ外周のゴムモールの補修にも使用しましたが、慣れてくると使い勝手が良いです。
腕が良いんじゃなく、接着剤が良いようです。
実は緑の樹脂クリップのところに水が溜まって錆が進行して穴が開いている箇所がありました。
今回のモールならそのような心配は無くなります。
ちなみに穴はサンドペーパーで赤さびを除去し、錆転換剤を塗った後にクイックスチールで塞ぎました。(写真撮り忘れです)
このZ形モールは固定方法が両面テープなので耐久性が気になりますが、純正部品が手に入らない以上は何か代替案が必要になります。
両面テープでもある程度の期間を使用できるのであれば定期的に交換して維持していくしかないかもしれません。
今回はお試し的に行ったので春になったらもう一度きれいにやり直すかもしれません。
とは言え、純正モールと比べて継ぎ目がなくスッキリした感じになりました。
悪くないです。