商品レビュー

「皇帝の酒」オールドウォッカ スタルカ(STARKA)


めずらしい琥珀色をしたロシアンウォッカです。
香りは一瞬ブランデーと間違いそうですが、同時にフルーツの香りが混じります。
私のお気に入りのお酒です。
一時期姿を見なくなり、寂しい思いをした時期もありました。
今は入手の心配無く、心置きなく飲めます。

ウォッカといえば透明な蒸留酒というイメージがありますが、スタルカはリンゴと梨の葉の浸酒やワイン、ブランデーなどをブレンドしています。
香りがとても強いのですが、意外にすっきりした飲み口です。
冷凍庫でキンキンに冷やしてトロッとしたところを楽しむのが普通だと思いますが、私はこの香りを楽しみたくて時々常温で飲むこともあります。

スタルカとの出会いは30年前、1991年の冬になります。
ソ連崩壊は同年12月なので偶然って面白いです。

その頃横浜に住んでいたのですが、友人が連れて行ってくれた関内のバーで私がGUINNESSを飲んでいたところ、友人が「スタルカの水割り」と言って注文したのが妙に印象的でした。耳慣れない銘柄だったからでしょう。
彼はバーテンダー経験が豊富でお酒に詳しかったのでずいぶん影響を受けたと思います。


このお店は関内のNTTの角を曲がってしばらく歩くと中華街の入口手前にあります。
細長い店なんですが、ドアのデザインととても長い木製のカウンターが特徴的です。
カウンター正面の棚には数えきれないほどのお酒が並んでいました。
当時はいつ行っても混んでいて、入口で席が空くのを待つのは普通でした。
10年ほど前に久しぶりに関内に立ち寄った際にそのお店を探したところ、オーナーは変わっていましたが普通に営業していました。
嬉しかったですね。
少しだけ残っていたスタルカを最後に飲んだのは私です。
今も変わらないといいのですが、またいきたいものです。

ソ連時代のスタルカを1本持っています。
ベリョースカ白樺が輸入販売していた頃のものです。
ラベルの上の方にIMPORTED FROM THE USSRと書いてあります。
USSRとはソビエト連邦のことです。
勿体無くて開封できません。
ちなみに現行品はIMPORTED FROM RUSSIAとなっています。

さて、ウォッカの本場ロシアで皇帝の酒と呼ばれるスタルカ、如何でしょう。

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たつきち

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