荒天時にリアガラスやリアカメラ(バックカメラ)が汚れやすいので、その対策として純正のテールゲートスポイラーとマッドガードを取り付けることにしました。テールゲートスポイラーが庇(ひさし)になってくれるのでカメラを車内に取り付けることもできます。事前に取り付けの効果があるかどうか調べてみると、乱流、カルマン渦、負圧等々流体力学の講義で聞いたことのあるような単語がたくさん出てきました。要するに「テールゲート周辺は負圧になるので汚れを巻き込みやすい。マッドガードで汚水の跳ね上げを抑え、テールゲートスポイラーで渦の発生を車体から少し離すことでリアガラスの汚れを抑える効果が期待できる。」と自分なりに解釈しました。
うちのN-WGNは旧型JH2の後期型なので購入後7年経っています。ホンダアクセスの部品が残っているのか心配でしたがまだ大丈夫でした。
Yahoo! Shoppingのエピックスさんから購入しました。送料節約のためにテールゲートスポイラーとマッドガードの同梱をお願いしたら快く対応してくださいました。到着後に開封したら取扱説明書が入っていませんでした。メーカー側が入れ忘れたのでしょうけど、エピックスさんにすぐにPDFで送ってほしいとお願いしたところ、すぐに送っていただけました。こういう細かい対応が嬉しいし、助かるんです。ホンダ純正オプションを購入するときはまたエピックスさんにお願いしようと思います。ちなみに価格は私が調べた限り最安値でした。
さてさっそく取り付けていきます。最初にバッテリーのマイナス端子を外しておきました。ハイマウントストップランプの周りをマスキングしてから取り外します。上下に爪が3本づつあるのでプラスチック板のようなものを差し込んで浮かせていきます。きれいに外そうとすると結構面倒ですがこのランプは今後使わないので、実は壊してしまっても問題ないです。
私はいつもの下のツールを駆使して外しましたが、赤いレンズ部の右下が少し欠けてしましました。まあもう使わないので気分の問題だけです(笑)。
次にクリップ用の穴あけのために型紙Aを貼り付けます。型紙Aで横方向の位置が決まります。
型紙Bをテールゲートの角のアール部に当てて、縦方向の位置を決めます。型紙Bの矢印の位置にサインペンでマーキングをします。
マーキングしました。
穴を開ける位置が決まったので型紙Aを左右とも外します。このあとドリルで穴を開けるので周辺の溝に切粉が入らないようにマスキングをします。
穴あけ位置にポンチでマーキングします。ボディ表面はツルツルなのでこれをしないとドリルで穴あけをする際にドリルが滑って位置がずれてしまいます。でも強く打ちすぎると周囲まで凹んでしまいます。様子を見ながら軽く何度かコンコンと打つ方が良いです。
いよいよドリルで穴あけです。最終的にφ8.5mmを6ヶ所とφ10mmを1ヶ所開けます。最初は小さい穴から開けて、徐々に大きくしていきます。取説に記載されている推奨ドリル径はそれぞれ3 mm→6 mm→8.5 mm径と3 mm→6 mm→8 mm→10 mm径となっています。私はあまりこだわらずに最初は2.5mmの小径からスタートしました。
下穴をが開け終わったので徐々に大きくしていきます。
7ヶ所の穴が開け終わりました。開けた穴の表や裏にバリが残っている場合はきれいに除去した方がいいです。もしバリが残っていると、後でクリップを差し込んだ時にうまくクリップがハマりません。
開ける穴はもう2ヶ所あります。取説に図示されている位置は違っているようです。開ける位置はもともと窪んでいるのでそこにテープを貼り付けて穴形状をわかりやすくします。ここはφ10mmの穴を開けます。先ほどと同じようにマーキングした後でポンチを打ちます。
小径のドリルで下穴を開けた後、徐々に大きくしていきます。そしてφ10mmの穴が開きました。
ドリルで穴を開けたところは錆を防止するためにタッチアップペンで塗装しておきました。どうせ見えなくなるところなので完全に同色でなくてもいいと思います。私はゼスト用のタッチアップペンを持っていたのでそれで代用しました。
ハイマウントストップランプ用の付属ハーネスを取説通りに通線します。そして、テールゲートスポイラーにクリップを取り付けます。
テールゲートスポイラーを車体に当てて、クリップ位置を開けた穴に合わせます。スポイラーを車体に押し付けてクリップを嵌めます。かなり押し込む力が必要でした。クリップが嵌ったらテールゲートを開き、最後に開けた左右2ヶ所の穴をねじ止めします。付属の新しいハイマウントストップランプを取り付けたら完了です。
フロントのマッドガードは片側3ヶ所のタッピングスクリューをねじ込むだけで10分程度で取り付けられました。あたりが暗くなってきたので今日はここで終了としました。