MAP sensor replacement etc.
エンジン周りにはいろいろセンサが付いていますが、30年以上経てば少なからず経年劣化はしていると思います。入手できるものは早めに交換しておきたいです。
今回はプレリュードの予防整備として吸気圧力センサ(MAPセンサ)を交換します。マニュアルによるとインテークマニホールド圧力を検出して電圧に変換し、コントロールユニットに送っているとのことです。見た目では交換履歴は無いように感じます。プラスネジ1本で止まっていますが、ドライバーで回そうと思ってもびくともしません。舐めないように気をつけながら力を掛けていましたが、やっぱり舐めてしまいました。
ネジをグラインダーで飛ばそうと思いましたが、狭いエンジンルームで使うのは勇気が入ります。周囲を傷付けそうで怖いです。その前に試せる方法があります。固着したネジ部にはネジザウルスリキッドを使います。塗布して10分程度放置しました。
舐めたプラス穴にはネジすべり止め液を使います。こんなんで潰れた穴に力が掛かるのかと思いますが、いつも結構良い働きをしてくれます。
センサは薄いプレートにねじ1本で止まっているだけです。センサ自体をしっかり手で押さえながら少しづつ力を掛けていきます。
見事!ネジが回ってくれました。ネジが回った瞬間のホッとした気持ちは言葉に出来ません。今回もネジザウルスリキッドとネジすべり止め液に救われました。心から感謝です。
さて、交換する新しいMAPセンサですが、純正品番が37830-PR3-003です。これが37830-PHM-003に置き換わり、更にその代替品が37830-PHM-003のようです。DENSOの079800-4960という型番です。新品が手に入るのは嬉しいのですが、20,000円以上しています。今使用しているセンサの劣化具合や交換した時の変化の程度がわかりませんので一旦安価な中華品を取り付けてみようと思います。これで何か体感できる違いがあれば純正品への交換を考えることにしました。中華品は純正品のちょうど1割くらいの価格なので。
取り外したセンサと並べてみました。新しい方がやや小型化しています。
MAPセンサの下部にゴムホースがつながっていますが、インテークマニホールドやスロットルバルブの周囲も同じ内径3.5mmのゴムホースが多く使用されています。ついでなのでこのホース類も新しいものに交換することにしました。純正の長いホースを購入して必要な長さに切って使用することにします。8mもあるのでおそらく無くなることはなさそうです。ゴムホースの部品番号は95005-3500810Mです。
MAPセンサに繋がる3本のボムホースを新旧並べてみました。
ゴムホースを交換し、MAPセンサを元に戻します。交換できそうなゴムホースは長さを測ってカットして取り替えました。
少しグレーっぽい色のゴムホースが交換後のものです。
そのあと試乗しましたが、やはり変化は体感できませんでした。安価な中華品のMAPセンサに交換しましたが、逆にそれがちゃんと機能しているとも言えます。ゴムホースも一新できました。不具合はなさそうなのでこのまま乗ってみようと思います。
今回は以上です。