塗装が完了したので組み直しをします。
ウォームギアとピンクのギアが破損していました。探してみても丁度いい市販品が見つかりませんでした。下の写真は以前掲載したものです。
ピンクのギアは大学生の力をお借りして3Dプリンタで作ってもらいました。はじめにFDMでやってみてもらったところ精度が出ず、SLAという光造形方式で作ってもらったところ、いくつか使えるものが出来ました。
ウォームギアは外径7mmですが、Amazonで売っている外径6mmのものを強引に使用します。 3Dプリンタで製作したウォームホイールを上から押さえているアルミの支柱?を少し曲げてウォームギアと接触させます。ウォームギアを手で動かして、回転すれば良しとしました。下の写真で少し曲がっているのが分かるでしょうか。強引ですよね。
このドアミラーに使用されているグリースは何なのでしょうか。色はベージュで透明感はありません。ベタつきは少ないですが、滑る感じもありません。ウォームギアから動力を伝えてドアミラーを駆動するわけですから適当なものは使わないほうが良さそうです。でも他で見たことがないです。下(奥)の方のギアは金属製ですし、ウォームギアは樹脂製です。調べてもなかなか出てきませんが、色々検索していたら近そうなグリースが見つかりました。製品名がスミテックP2です。製品説明にも樹脂部品用となっていて、プラスチック対プラスチック、プラスチック対金属の初期なじみ潤滑に最適と書かれています。元々使用されていたグリースがこれだと断定はできませんが使ってみたくなりました。ところがびっくりすぐほど高価でなんです。缶に入っていて1kgで18,000円くらいします。ちょっと私には無理そうです。
残念ですがオリジナルにこだわらずに代替グリースを探すことにしました。結局選んだのはAZ(エーゼット) のプラスチック用グリース です。 上の写真で使用した白いグリースがそれです。
運転席側、助手席側どちらも仮組みして車に装着して動作確認をしたところ、うまく動きました。