Repair for ground wire G7
1. アースケーブルG7の損傷状態
以前から早く直さなくてはと思っていた細いアースケーブルを今回ようやく修理しました。
本来はRエンジンルームワイヤーハーネスから出ている2本のケーブルがギボシで一緒になり、ここでボディアースしています。
黒いケーブルは所々被覆が破れています。
もう一方の黒に赤2本線のケーブルはギボシの手前で切れてしまっているために直接ボディアースのボルトに挟み込んであります。
錆びたケーブルが錆びたボルトで辛うじて止まっている様な酷い状況です。
2. アースケーブルG7の位置
下の写真の左上の位置になります。(オレンジの丸)
下はサービスマニュアルの抜粋です。
3. アースケーブルG7の修理
ボディアースのボルトを外します。
錆が酷いのでラスペネを掛けてから外しました。
黒に赤2本線のケーブルはどうしてこのような状態になってしまったのでしょうか。
延長しなければなりません。
もう少し被覆を剥いてきれいなところで接続したいのですが、あまり長さの余裕がありません。
作業しやすいようにRエンジンルームワイヤーハーネスを固定している白いハーネスバンドを2ヶ所外しました。(写真の上の方です)
ちなみにこの白いハーネスバンドは部品番号 91567-SE0-003 で、純正品だと1個 250円くらいします。
まとめ買いをしておこうかと思ったのですが、互換品が見つかりませんでした。
適当な被覆線を接続して延長します。
ハンダ付けします。
引っ張って抜けなければOKです。
もう片方の黒ケーブルは所々被覆が破れていたので切断して同様に延長しました。
はんだ付けした部分は大好きな日東のテープを巻いておきます。
先端に圧着端子をかしめて取り付けました。
アースなのに赤の圧着端子のカバーは嫌だったのですが、これしか持っていなかったので妥協しました。
自分で作業しているとどうでも良いところに拘ってしまいます。
せっかく圧着端子やギボシ端子を買うなら材質は黄銅よりも導電率が良い銅(+錫メッキ)のものを選びたいとかオーディオ用に使う訳でもないのに無酸素銅の圧着端子を探してみたりだとか...。
体感できる違いなんてないことはわかっているんですがね。
ボディアースのボルトも少々磨いた後、下のように接続しました。
ついでに周囲のカプラや配線もクリーニングしました。
以上、アースケーブルを修理しました。
(完)