NA Roadster trunk leak repair
トランクを開けたら池がありました。
びっくりして写真を撮り忘れました。
グロメットを外して池の雨水を抜き、古新聞や雑巾で水分を拭き取りました。
内張りは濡れたりカビたりしているので一旦外して洗いました。
トランクの雨漏りは珍しいことではないですがやっぱりショックは大きいですね。
夢中で水出し作業をしました。
次は雨水の侵入経路の特定です。
下の動画のように雨水の流路にじょうろで水を流してみました。
水はリアのコンビランプの隙間から侵入してくるので、おそらくガスケットの劣化が原因と思われます。
下の写真の矢印のように流れ込んでいたようです。
コンビランプを外します。
トランクの内側からいくつかのナットを外し、配線のカプラも外せばすぐに取り外せます。
ガスケットがひび割れて硬くなってしまい、機能を果たしていませんでした。
見えないところもきれいにしたくなる悪い癖なんですが、ここに時間を掛けてしまいます。
でもせっかく新しいガスケットに交換する訳ですから接触面はきれいにしておかないとまた雨水の侵入経路になってしまいます。
新しいガスケットです。
左側からは雨水の侵入は無いようですが、左右の交換時期を一緒にした方が管理上良いので両方交換します。
ついでにナンバープレート脇のガスケットも交換します。
ハイマウントストップランプのガスケットも交換します。
部品番号は以下の通りです。
名称はパーツリストに記載のものです。
ハイ ストップランプ ガスケット(1枚):NA01-51-592B
リヤー コンビ ガスケット(2枚):NA01-51-158
ライセンス ランプ ガスケット(2枚):FB67-51-273
リヤー コンビ ガスケットとライセンス ランプ ガスケットはガスケットを購入の際、1枚づつの販売なので購入枚数に注意です。
ライセンス ランプ ガスケットの方も同様にトランク内側からナットを3個外せば交換できます。
あまり劣化していないようですが、予防のつもりで交換します。
ハイマウントストップランプのガスケットは赤いレンズの周囲から覗いてみるとボロボロになっていました。
ハイマウントストップランプの取り外しはトランクリッドの裏側からナットを2本外し、配線のカプラを捻って抜くだけです。
少し奥にネジが見えます。
ハイマウントストップランプを外したところです。
ガスケットは全周、両面テープで貼り付けてあるので除去が少々大変です。
こういう時はいつもの「3M クリーナー30」の出番です。
こいつは無くなると作業が滞るので予備の一本も欠かせません。
このクリーナーは結構強力なのでレンズ面はマスキングテープで保護します。
相手が樹脂なので、クリーナー30を吹き付けつつ「割り箸」の先を削ってスクレーパーにしたものと歯ブラシを駆使して古いガスケットを地道に除去していきます。
きれいになりました。
新しいガスケットをはめ込みます。
なんとも気分が良いです。
レンズを戻します。
取り付ける前に赤いレンズ部を少しコンパウンドで磨きました。
ガスケット一式を交換したので、再度水を掛けてみて水が侵入しないことを確認しました。
コンビランプの黒い樹脂部が白っぽく劣化しているので、「黒樹脂復活」で補修をします。
ずいぶん白化しています。
付属のスポンジで均一に塗り込んでいき、付属のシートで拭き取ります。
レンズ部に付着しないように軽くマスキングをして施工しました。
劣化した樹脂を復活させることはできないと思いますが、これでしばらくは保護されると思います。
ツヤもかなり回復しました。
内装を戻して雨漏りの修理は完了です。