いきなり「プレリュードの逆襲」という文字が目に飛び込んできます。 1990年の3rdプレリュードのマイナーチェンジの記事です。フロント周りをリフレッシュさせたリトラのモデルと薄型ヘッドライトのINXが登場してシルビア追撃ということでした。
INXのCMってやたら「いんくすいんくす」って繰り返してたから頭に残っちゃうんですね。いまだに私に「お前の車、インクスだよな」って言ってくる同僚がいます。彼にとっては「プレリュード=INX」なんでしょう。何度も俺のはリトラだよって伝えても1か月くらい経つとまた同じことを言ってくるのでかなり面白いです。多分理解していないです。もうインクスでいいやって気にもなってくる。かっこいい名前だしね。
Art Force シルビアの登場は新鮮でしたね。私は基本的にS13シルビアは好きです。プレリュード乗りの自分としてもあのスタイリッシュなボディにはうっとりしてしまいましたから。1日に何度お見掛けするのかわからないほどよく見掛けるプレリュードでしたから見飽きた感はあるし、若干非力と言われたプレリュードに対してターボ車の設定はあるし、FRだっていう違いもあった。シルビアはどちらかというと当時の男の子に対してインパクトが強かったような。まあでも女の子に対してはプレリュードっていうネームバリューはしばらくは健在だった気がします。私の周りは。
そういえばシルビアには180SXという兄弟車?がありましたね。180SXは周囲に何人か所有者がいたのに何故だろう、シルビアを所有している友人・知人がいなかった。不思議だなあ。だから残念だけれど一度も運転したことがない。今ではもう運転する機会はないですね。
元々プレリュードは常に新しい技術を搭載してきた車ですが、3rdも2ndから引き継いで搭載されたALBに4WSがプラスされて登場以降かなりの話題性でした。よく「後輪動かしてみて」って言われました。後期型はそこに更にビスカスLSDとTCS(トラクションコントロール)を搭載してきました。実際、雪道ではTSCは機能したし、ALBには何度も助けられた経験があります。完成度が高かったんだと思います。
180SXは速かったなあ、街乗りだけだけれど速かった。全然ついていけなかった。でもプレリュードの良いところって爆発的な速さやパワーじゃないんですね。とにかくナチュラルに上品に加速していく気持ちよさなんです。どこかで電気モーターのような加速感なんて書いてある記事を読んだことがありますが、静かでリニアに伸びる加速感はホント気持ちいいんです。
以上、10代の頃の私の主観と感想でした。